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鉄道工事の施工管理とは?MANAGEMENT

鉄道工事の施設管理とは?

施工管理とは、言い換えれば現場監督です。
当社は一般的な土木・建築工事と違い、鉄道に関する工事をメインに行っております。官公庁の工事や民間建築工事などの経験があれば、すぐに施工内容そのものには慣れると思いますが、鉄道会社独自の安全ルールなどがありますので、それをまずは先輩社員と現場に出ながらゆっくりと覚えていただきます。

ざっと職務のお話をすると、鉄道工事の施工管理は、電車の安全運行と駅を利用されるお客様の安全確保が責務であり、スピーディで確実な工事が求められます。昼間行われる工事も多々ありますが、電車が通る時間や駅を利用されるお客様が通行する時間では安全を確保できない場合があり、そのような場所での工事は、電車やお客様が通らない深夜から早朝にかけて行われます。

施工管理の業務は、まず工事案件があった際に現地調査を行い、昼間に行うか夜間に行うかの工事区分を行い、見積りも行います。その後受注となった暁には、現場監督としてその工事に必要な協力会社さんを手配し、スケジュールを組みます。作業当日は、安全に作業が進んでいるか、施工の品質は確保されているかなど、職人さんに作業の指示を出しながら完成に向けて現場を管理します。夜間工事の場合は、概ね深夜0時30分~4時30分の間に、作業前の現地打合せ~本作業、清掃・片付け、撤収までを行い、電車の運行の妨げや不安全事項が無いことを確認して1晩の作業が終わります。

施工管理の仕事は、このような工事を遂行するために、職人さんが安全に作業するための「安全管理」、工事のスケジュールを管理する「工程管理」、職人さんに指示したとおりに仕上げられているかチェックする「品質管理」、予算の中で支払いが収まるか調整する「コスト管理」、そして周辺地域や環境にも配慮する「環境管理」の5大管理を行っています。

1件の工事に集められる協力会社さんの人数は2~10人くらいで、当社の社員は基本的に1人で施工現場を管理しますが、新人社員は1~3年間ほど先輩に付いて業務を覚えます。
東急電鉄様の規定では、実務経験1年で「工事指揮者」の資格を取得できるため、入社1年後には当社が下請けとして請け負う工事の現場監督が行えるようになります。
さらに実務経験2年を経て「工事責任者」の資格を取得できれば、当社が元請けとして請け負う工事の現場監督業務を行えるようになり、晴れて独り立ちできるようになります。

鉄道土木工事についてCIVIL ENGINEERING

当社土木課は、枕木やレールなどを扱う軌道工事以外の鉄道改修工事を担当しています。
昼間の工事の場合は、鉄道の運行や駅を利用されるお客様に支障が起きない場所のみとなるため、鉄道沿線のフェンスや鋼製柵などの新設、柵の塗装などを行い、駅施設内や高架橋下の排水管補修なども行います。
夜間の工事では、踏切内のアスファルト舗装の打ち換えや、線路のなかでの排水管や排水側溝の設置、プラットホームの柵や床タイルの補修作業なども行っています。

鉄道土木工事について
鉄道土木工事について
鉄道土木工事について
鉄道土木工事について

鉄道建築工事についてRAILWAY BUILDING

当社建築課は、主に駅舎の改修工事と鉄道会社が所有している建築物の改修工事を担当しています。
例えば、鉄道会社の事務所や宿泊施設、社宅などの内外装改修工事になります。また、グループ企業であるバス会社やホテルなどの改修工事も請け負っています。
改修工事の内容は、ほとんど一般的な工事と変わらず、屋根の葺き替えや塗装の修繕、部屋のリフォームなどの修繕工事がメインです。
駅舎の工事の場合は、お客様の通行の妨げになったり、機材が接触したりすることがないように配慮しながら昼間に行われるか、駅コンコースやホーム上家の工事などの場合は夜間に行われます。

鉄道建築工事について
鉄道建築工事について
鉄道建築工事について
鉄道建築工事について

私たちが作り上げたものWHAT I MADE